支援級までの長い道のり②
支援級での体験が少しずつ進み、
「そろそろ正式に転籍を考えようか」と思い始めた頃のことです。
ある日、長女が突然こう言いました。
「おひさま学級、いやだ」
理由を聞くと、
支援級の担任の男の先生が、
クラスの男の子を大きな声で叱り飛ばしていたのを見たとのことでした。
その様子を見て、「自分も怒られるかもしれない。怖いから行きたくない」と、
怯えたように話してくれました。
叱ってどうにかなるのなら、そもそも支援級に通う必要なんてありません。
支援級の子どもたちは、叱ることで動くようなタイプの子ではないことを、
どうして先生たちはわかってくれないのだろう――
そんな思いがこみ上げてきました。
教室の中では、子どもたちがまるで軍隊のように横一列に並べられ、
大声で怒号を浴びせられる場面もありました。
その光景を見たとき、
「これがうちの子の未来なのかもしれない」そう思った瞬間、
胸の奥から涙があふれそうになるのを必死にこらえました。
子どもが安心して笑える場所を探しているだけなのに――
それが、どうしてこんなにも難しいのでしょう。
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