家族の死

兄のパートナーから聞いた、私の知らない兄の姿

先方と電話で連絡がついたようです。 葬儀場を見学している最中、廊下で先方と話し込んでいる父の背中を、私は今でもはっきりと覚えています。 私たちは翌日、お相手の方の近くにある喫茶店でお会いすることになりました。 その日の晩...
家族の死

兄の最期に立ち会ってくれた女性

また、兄はひとりで亡くなったわけではありませんでした。 兄は離婚したあと、お付き合いしている女性がいたようでした。 私たち家族は、誰ひとりその方の存在を知りませんでした。 兄が誰と付き合っていたのか。 どんな生活を...
家族の死

兄の死から数年経っても、私は父の言葉を許せない

喫茶店に着きました。 みんな、言葉を失って呆然としていました。 私自身も、こうして書きながら、何から振り返ればいいのか分からなくなります。 あの日のことは、今でもはっきり覚えていることと、あまり覚えていないことがあります...
家族の死

兄の子どもたちと車の中で過ごした時間

警察署では、両親と長兄、元嫁さんが何か話をしていました。 私は、その話は子どもたちに聞かせるべきではないと思いました。 「私が車で子どもたちを見てるよ」 そう伝え、私は子どもたちと一緒に車の中で過ごすことにしました。 ...
家族の死

警察署にて兄との面会

私は夫に運転してもらい、警察署へ向かいました。 警察署に着くと、私だけ降ろしてもらい、夫と子どもたちは家へ帰っていきました。 外は吹雪いていました。 警察署には、長兄、亡くなったと知らされた兄Sの元妻と子どもたち、両親、...
家族の死

警察署へ向かう両親を心配した、あの日

警察署に向かうまでの時間、私は両親にも電話をしました。 母とは話すことができず、父と話しました。 電話の向こうからは、ばたばたと何かを準備しているような音が聞こえていました。 その様子から、両親も相当なパニック状態になっ...
家族の死

兄の死を知らされた日、警察署へ向かうまで

ひととおり泣いたり、心の中でパニックを起こしたりしたあと。 私は、平静を装いました。 子どもたちに影響を与えてはいけないと思ったからです。 ……いや。 私は、あのとき泣いていたのでしょうか。 胸が絞られるよう...
家族の死

なぜ私は、別居していた夫を受け入れることにしたのか

ここから、話が大きく遡ります。 なぜ、別居するほど不仲だった夫を、私は受け入れることにしたのか。 ここから先は、これまでの話とは少し違う内容になります。 時系列が大きく戻るため、読みづらくなってしまうかもしれませ...
夫のうつ病

受け入れできないと伝えたのに、夫は私の家へ

私は夫に電話をしました。 「今日、一時外泊するの?どうしてそんなに突然なの?何かあったの?!」 私が聞くと、夫は、 「よくわからないよ。先生の方から突然、一時外泊の許可を出してくれたんだよ」 と言いました。 ...
夫のうつ病

突然決まった一時退院、病院に電話をかける

早速、私は病院に電話をかけました。 「先日お電話した○○です。ケースワーカーの○○さんでしょうか?」 「はい、そうです。私も電話しようと思っていたところです。旦那さんの一時退院が決まりました」 「いつですか?」 「...
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