通級にも通えなくなった日

不登校

通級にも通えなくなった日

通級に通い始めてしばらくしたころ、
長女が突然「もう通級行きたくない」と言い出しました。
理由を聞いても答えてくれず、
ただ「いやだ」「行きたくない」の一点張りでした。

後から聞いた話では、
通級の時間に入る直前、
教室の前で長女が皆の前で「行きたくない! 嫌だ!」と
大きな声で騒いでしまったそうです。


その日は、初めて通級に来る子もいた日でした。
そんな中での長女の行動に、先生はとても驚かれ、そして怒りました。

面談の日、通級の先生は厳しい表情で私を迎えました。
「あの日のあの態度は許されるものではありません」と強い口調で言われ、
私はただ謝ることしかできませんでした。
「長年の教師人生であのように嫌がられたのも初めてでした」とも言われました。
理由を説明できるわけでもなく、本人も何が嫌だったのか言葉にできない。
私自身も混乱していて、どうしたらよかったのか分かりませんでした。

それ以降、長女は通級に行かなくなりました。
それまであんなに楽しみにしていたのに、
まるでスイッチが切れたように拒絶しました。
通級の先生も娘に普段通りに接してくれましたが、関係は元には戻りませんでした。

あのときの私は、
「もうこの子が安心して過ごせる居場所は、学校のどこにもないのかもしれない」と感じていました。
普通級でも居場所がなく、支援の場にも居場所がない。
学校のどこにも、長女の居場所は見つからなかったのです。


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