「在籍しているのに、いないことになっているようだった」そんなふうに感じた出来事がありました。
長女の通う学校では、毎年「学級レク」が行われています。保護者も参加できる行事で、子どもたちにとっても楽しみのひとつです。
けれど、長女が2年生だった年。すでに不登校になっていたこともあり、その案内はなかなか届きませんでした。
「そろそろ時期のはずだけど…」そう思い、秋になってから担任の先生に電話をしてみました。
すると返ってきたのは、予想外の言葉でした。
その年の学級レクは、「給食試食会と体育館でのイベント」そして——給食試食会の申し込みはすでに締め切られていて、「娘さんとお母さんは参加できません」とのことでした。
正直、言葉を失いました。
不登校だと、行事そのものの案内も届かないのでしょうか。締め切りが過ぎてから知るしかなかったのでしょうか。
娘にそのことを伝えると、とても悲しそうな顔をしていました。行きたくても行けない日が続いている中で、「行けるかもしれない機会」まで最初からなかったことになる。それは、想像以上に心にくるものだったと思います。
たとえ給食の数に限りがあったとしても、何か方法はなかったのでしょうか。
例えば、当日欠席の子の分を回すことや、事前に一言声をかけてもらうこと。
「難しいです」と言われたとしても、せめて“知る機会”だけは平等にあってほしかった。
長女は確かにそのクラスに在籍しています。けれどこのとき、まるで最初から存在していなかったかのように感じてしまいました。
いないことにされているわけではない。でも、いない前提で物事が進んでいく。
その違和感と寂しさは、今でも忘れられません。
学校の先生方も忙しい中で対応してくださっているのは理解しています。それでも、この出来事を通して、担任の先生の配慮や視点について、考えさせられるものがありました。
不登校であっても、その子は「いない子」ではありません。同じクラスの一員です。
その当たり前のことを、改めて強く感じた出来事でした。


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