二女、発達障害がわかるまで(4~5歳編)②
児童精神科の病院に通い始めて、
気づけば一年近くが経っていました。
その頃、二女が初めて新K式発達検査を受けることになりました。
検査自体は淡々と進みましたが、
結果が出るまでには二週間ほどかかりました。
その二週間は、長いようで、あっという間のようで、
落ち着かない時間だったことを覚えています。
結果は、「各能力の凸凹が大きい」というものでした。
ただし、強いこだわりは見られないことから、
診断はADHDとのことでした。
まさか二女にまで診断がつくとは思っておらず、
医師の説明を聞きながら、気づけば涙がこぼれていました。
自分でも驚くほど、感情があふれてしまった瞬間でした。
年中さんの頃の二女を振り返ると、確かに気になる様子はいくつかありました。
・進行方向を確認せずに走り出し、壁や人にぶつかることが多い
・車から降りると、制止を振り切って店内まで走っていってしまう
・つま先立ちをして歩くことが多い
・滑舌が悪い
ただ、当時の私には、「子どもとはそういうもの」「元気なだけ」と思える範囲のことでした。
まさかADHDという診断につながるとは、
正直なところ、想像もしていませんでした。
だからこそ、診断結果を聞いたときの驚きは大きく、
同時に、これまで感じてきた小さな違和感が、
一本の線でつながったようにも感じました。
戸惑いや不安はありましたが、
この診断は、二女を理解するための新しい視点をもらった出来事だったのだと思います。
これから先、悩むこともきっとあると思いますが、
二女の特性を知ったうえで、できる支援を考えていきたいと、
少しずつ気持ちを整理していきました。


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