最近まで、二女の「つま先立ち」をそれほど気にしていませんでした。
ところが、終業式を終えたあと、 上履きと外靴を洗っていたときのことです。
靴の裏を見て、思わず手が止まりました。
まるでトゥシューズのように、 靴の先端部分だけが極端に摩耗していたのです。
「こんなに、つま先で歩いていたんだ…」
そのとき初めて、 日常の中で見逃していた二女の歩き方に気づかされました。
発達障がいのある子がつま先立ちをする理由
発達障がいのある子どもがつま先立ちをする理由は、 一つではありません。
一般的には、
- 感覚の過敏・鈍麻がある
- 体の位置感覚(固有受容覚)がつかみにくい
- 床からの刺激を強く感じたい
- 緊張や不安が高まっている
など、 感覚処理の特性が関係していることが多いと言われています。
「クセ」や「わざと」ではなく、
本人なりに体を安定させるための行動
であることが少なくありません。
二女の場合:刺激を入れるためのつま先立ち
二女については、 医師から次のように説明を受けました。
「感覚が足りないタイプで、 刺激を入れるためにつま先立ちをしているのでしょう」
床を踏みしめる刺激よりも、 つま先に体重をかけたほうが、
- 自分の体を感じやすい
- バランスが取りやすい
そんな状態だったのだと思います。
すぐに治す必要はないと言われた理由
診断の中で、 少しホッとした言葉もありました。
「今の時点では、 無理にやめさせる必要はありません」
つま先立ちは、 二女にとって自分を保つための手段。
それを急に奪ってしまうと、 かえって不安定になることもあるそうです。
ただし、体のケアは大切
一方で、 注意点も教えてもらいました。
つま先立ちが続くと、
- ふくらはぎの筋肉が固くなりやすい
- 足首が硬くなる
- 疲れやすくなる
といった影響が出ることがあるそうです。
そのため、
- ふくらはぎのストレッチ
- 足裏や足首のマッサージ
を、 定期的にしてあげるとよいとのことでした。
特別なことをしなくても、 お風呂上がりに少し触れるだけでも十分だそうです。
おわりに
靴の減り方は、 子どもからの無言のサインだったのかもしれません。
叱ることでも、 無理に直すことでもなく、
「どうしてそうしているのか」
を知ることで、 見え方が大きく変わりました。
発達凸凹のある子どもの行動には、 必ず理由があります。
気づけた今、 二女の体を守るケアを続けていこうと思います。



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