孫をかわいいと思えないと言われた日
母は、私に対してだけでなく、子どもたちに対しても、言動に大きな問題がありました。
母は発達障害に関する本を読み、多少の知識は持っていました。
しかし、実際に発達に特性のある子どもたちを目の前にすると、
その知識が生かされることはほとんどありませんでした。
子どもたちは、母になかなかなつきませんでした。
その理由は、今振り返ると明確です。
母は、子どもたちに怒鳴ることが多くありました。
身支度や準備に時間がかかる娘たちに対して、
大きな声でまくしたてるように急かしました。
一緒に遊ぶことはできず、
子どもを褒めることもありませんでした。
子どもたちのペースや気持ちに寄り添う姿勢は、
ほとんど感じられなかったのです。
そんな中で、子育てに苦労している私に向かって、
母は軽々しくこう言いました。
「ひとりで障害児三人なんて育てられない。児童相談所に預けなさい」
この言葉には、さすがに強い怒りを覚えました。
さらに母は、私に対して
「孫なんか、なつかないし、まったくかわいいもんじゃないね」
と言い放ちました。
一方で、孫たちの発達検査の結果には強い関心を示し、
成長や日々の変化よりも、数値や評価ばかりを気にしていました。
特に印象に残っているのは、
気持ちに波があり、デイサービスに行き渋る日があった長女への対応です。
母は、長女の様子を気遣うことなく、
「先生が玄関で待ってるよ!迷惑をかけるから、早く行きなさい!」
と、まくしたてるように言いました。
長女の不安や葛藤に寄り添うことはなく、
とにかく「周囲に迷惑をかける存在」として扱い、
長女の気持ちが整うのを待つこともありませんでした。
母のこうした言動は、子どもたちの心を追い詰めるだけでなく、
私自身の心も、少しずつすり減らしていったように思います。



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