年末の帰省と発達凸凹児|移動がつらい私の体験談と対策
年末の帰省。
それは、発達に凸凹のある子を育てる親にとって、
楽しみよりも先に不安が立ち上がるイベントでした。
「長時間移動、もつかな」
「また座席を立ち歩いたらどうしよう」
「周りの目に耐えられるだろうか」
毎年、荷造りをしながら胸の奥が重くなっていたのを覚えています。
発達凸凹児との帰省は、やっぱり大変
我が家の子どもは、
- じっと座っているのが苦手
- 予定が見えないと不安が強くなる
- 刺激が多い場所で一気に疲れてしまう
そんな特性があります。
電車やバスの移動中、 最初は頑張って座っていても、 だんだん体がむずむずしてきて、
「もういや」
という気持ちが、立ち歩きやぐずりとして出てきます。
タブレットとお菓子だけでは足りなかった
もちろん、
- タブレットで動画を見せる
- 好きなお菓子を食べさせる
という定番の対策は、私もたくさん使ってきました。
それで乗り切れる日もあります。 でも正直、
それだけでは限界が来る
ことも多かったです。
画面に飽きてしまったり、 お菓子を食べ終わった途端に崩れてしまったり。
「もっと何か必要なんだな」 そう感じるようになりました。
試してよかった、我が家の対策
① 先の見通しを“見える形”で伝える
「まだまだ」ではなく、
- 「あと3駅」
- 「このトンネルを出たら1本終わり」
と、終わりを具体的に伝えるようにしました。
紙に簡単な絵で、
家 → 電車 → じいじばあばの家
と描くだけでも、 子どもの表情が少し落ち着くことがありました。
② 体を動かしたい気持ちの“逃げ道”をつくる
「立たないで!」と止めるほど、 本人は苦しくなります。
そこで、
- 握れる小さなおもちゃ
- 指で動かせるもの
など、身体感覚を満たすものを持ち込みました。
「座る」こと自体が楽になると、 結果的に立ち歩きが減りました。
③ 完全禁止より“ルール付きOK”
どうしても無理なときは、
- トイレやデッキまで探検
- 10数えたら座る
など、
これならいいよ
という選択肢を出しました。
禁止され続けるより、 守れるルールがある方が、 気持ちが切り替えやすかったように思います。
④ 音声だけの時間をつくる
画面を見続けるのがつらそうなときは、
- 絵本の読み聞かせ音声
- 知っている歌
を流しました。
目を閉じて聞くだけの時間は、 思った以上にクールダウン効果がありました。
⑤ 帰省中限定のごほうび
長い移動では、
- 次の駅まで座れたらお菓子1つ
と、短い区切りのごほうびを使いました。
「今だけ」「帰省中だけ」 そう割り切ることで、 私自身の罪悪感も減りました。
いちばん効いたのは、親のハードルを下げること
いろいろ工夫しても、 うまくいかない日はあります。
そんなとき、 私が自分に言い聞かせていた言葉があります。
- 静かにできなくても失敗じゃない
- 今日は無事に着けばOK
親の緊張が下がると、 不思議と子どもも少し落ち着くことがありました。
おわりに
発達凸凹児との年末帰省は、 簡単ではありません。
でも、
「大変だと感じている自分は間違っていない」
そう思えただけで、 少しだけ肩の力が抜けました。
同じように悩んでいる方の、 心がほんの少し軽くなれば嬉しいです。
また一年のどこかで帰省の時期がやってきます。
無理をしすぎない帰省になりますように。



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