相談センターから児相、そして医療へ。私がたどり着いた助けの道

発達障害

相談センターから児相、そして医療へ。私がたどり着いた助けの道

長女の異変が続き、私の心も体も限界に近づいていた頃、
ようやく一つの転機が訪れました。
錯乱や暴力が始まってから1週間ほど経った頃、
別居中の夫にお願いし、
夕方から朝まで長女を預かってもらうことになったのです。
夫の家ではライバルとなる妹がいないため、
長女は比較的落ち着いて過ごせているとのことでした。
それを聞いて少し安心はしたものの、
夫も毎日は預かることができず、
子どもたちが全員揃って自宅で過ごす日も多くありました。

しかし、そのたびにちょっとしたきっかけから暴言や暴力に繋がる日々が続き、
私は何が引き金になるのかわからないまま、
常に気を張って過ごしていました。
長女の手が飛んでくるたび、下の子たちをかばい続ける生活は、
時間が経つほどに私の心を消耗させていきました。

このままでは一緒に暮らし続けるのは危険かもしれない──

そんな危機感が、日に日に強くなっていきました。

耐えきれなくなった私は、こども相談センターに相談しました。
状況を説明すると、担当の方から
「これは児童相談所にもつないだほうがいいでしょう」という返答が返ってきました。
私としては、長女を医療的ケアを含めて見てもらえる環境に
一時的に預けたいという思いがありました。
しかし、児童相談所は病院ではなく、投薬管理や治療は行えないとのことで、
私の希望する形での預かりは難しいと説明を受けました。

では児童相談所をどう利用できるのかと尋ねると、
「お母さんが心身ともに限界に達し、これ以上家庭での生活が難しくなったとき」や
「親が子どもの接し方を学ぶ講座を受ける必要があると判断された場合」と教えていただきました。
けれど私はすでにペアレントトレーニングやアンガーマネジメントを受講しており、
「今の段階では必要ないでしょう」という話になりました。

相談を重ねる中で、結局は「すぐに医療につなぐしかない」という現実が見えてきました。
そこでかかりつけの児童精神科に再び電話をし、
今の状態を正直に伝えました。
「暴力がひどく、このままでは一緒に暮らせません」と覚悟を持って話すと、
ようやく事態の深刻さが伝わり、
一週間後に急遽受診の予約を入れてもらえることになりました。

ほんの少しだけ光が差したような気がしました。

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