「ゼロにはできない」暴力性との向き合い方
最近、また薬の調整がありました。
一度エビリファイに変更したものの、
少しずつ暴力性が戻ってきてしまい、家の中の緊張感が増えるのを感じました。
月に一度の定期受診のとき、
そのことをそのまま医師に伝えました。
エビリファイは合う人も多いと聞きますが、
うちの場合は落ち着きが保てない日が増えてきて、
家族としては再び生活が大変になっていました。
医師と相談した結果、再びリスパダールに戻す方針になりました。
ただ、前回リスパダールを使ったときには、
アカシジア(手足がそわそわして落ち着かない感じ)が続き、
見ていてつらそうだったので、それが心配でした。
主治医にその点を伝えると、
「アカシジアに対する薬を少量追加しましょう」との提案を受け、
試してみることになりました。
現在、リスパダールに戻してから三週間。
驚いたことに、今回はアカシジアが一切出ていません。
小さな薬の追加が、ここまで違いを生むとは思わなかったので、ほっとしています。
一方で、以前ほどリスパダールが暴力性に効いていない気もします。
もちろんゼロになるわけではないのは理解しています。
以前の病院の先生も「暴力性を完全に消すことはできない」と話していました。
薬は魔法ではなく、ある程度まで抑えるための道具なのだと、改めて感じています。
ADHDの薬という選択肢もあるようですが、
今のところ錠剤を飲むのは難しい状況なので、当面は現状維持。
毎日が穏やかであるわけではありませんが、
家族で工夫しながら、少しずつ前へ進んでいきたいと思います。



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