小規模特認校は本当に合う?発達障害傾向のある子の進学体験談
二女は、今回面接を受けた小規模特認校への入学を、
正直なところ望んでいません。
この進路は、本人の希望ではなく、
親である私の意向で決めたものです。
なぜ本人の気持ちを優先せず、この選択をしたのか。
その過程について、記しておきたいと思います。
話は遡って、長女の学校選びのときのことです。
長女の校区は、児童数が900人近くいる大規模校でした。
年長のとき、普通級と支援級の両方を見学しましたが、
その際の長女はとても行儀よく、落ち着いて見学ができていました。
そして長女は、「お友達が多いほうのクラスにする!」と、
自分で普通級を選びました。
同じ時期に、小規模特認校の見学もしていました。
そのとき私は教頭先生に、
「発達傾向のあるお子さんはいらっしゃるのでしょうか。どのように対応されていますか」
と質問しました。
返ってきた答えは、
「この学校には支援級はありません。個別の支援が必要な場合は、校区の支援級をおすすめしています」というものでした。
発達の特性には、白・グレー・黒と、さまざまな段階があります。
実際に見学した際、明らかに多動と思われるお子さんもいました。
それでも、「この学校では対応できない」とはっきり線を引かれたように感じ、
小規模特認校は選択肢から外しました。
少人数制を掲げる学校が、個々への細やかな対応をしないのであれば、その存在意義は何なのだろう、と疑問に思ったのを覚えています。
結局、長女の意向を尊重し、大規模校の普通級へ進学させました。
しかし、半年後に長女は不登校になりました。
途中から支援級への転向も検討し、準備も進めましたが、
時すでに遅く、状況は改善しませんでした。
今振り返ると、子どもの特性を十分に理解しないまま、
「本人の気持ち」だけで決めてしまったことに、大きな失敗感が残っています。
今回、二女の進学先として小規模特認校を選んだ背景には、この経験があります。
二女は、現在の幼稚園に年中の春から通い始めましたが、
冬になるまで毎日のように泣きながら登園していました。
園自体は十分に小規模でしたが、
それでも環境に慣れるまでに半年ほどかかりました。
その様子を見て、大規模校の普通級は、現実的に考えられませんでした。
一方で、大規模校の支援級は、厳しい指導が目立つ、
いわゆる「怒られてばかり」の軍隊的な雰囲気がありました。
教育委員会にも相談しましたが、
「支援級の良し悪しを理由にした越境入学は認められない」という返答でした。
そうした事情から、今回は本人の希望を後回しにし、
小規模特認校への進学を決めました。
決して簡単な決断ではありませんでしたが、
これまでの経験と二女の特性を考えた結果でもあります。
この選択が正解だったのかどうかは、まだ分かりません。



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