長女の癇癪のきっかけは、
次女が自分の持っていない素敵なシールを持っていたことでした。
……もう、シール帳なんてやめてしまえばいいのに。
そう思ってしまうほど、些細なことから始まります。
長女は「次女がシールを盗んだ!」と言いがかりをつけ、シール帳を強奪。
次女は大号泣。
その泣き声に反応して、長女は次女の腕を強く噛みました。
そこから完全に攻撃モードです。
引き離そうとする私に牙を向け、みぞおちを何度も叩かれました。
その隙に次女と三女を2階へ避難。
避難させる瞬間に、私に対して蹴りを2回。
階下では物を投げる音。
みぞおちが痛くて仕方ありません。
そして始まる「抱っこして!抱っこして!」
壊れたラジオのような繰り返し。
ここで要求を通せば、「癇癪を起こせば抱っこしてもらえる」という誤学習につながる。
そう思い、「癇癪がおさまったら抱っこするね」と伝えました。
けれどさらに激しく泣き叫ぶ。
数十分が経過。
正直に言えば、全てを捨てて逃げられたらどんなに楽かと思いました。
第三者という“抜け道”
もう限界だと判断し、別居中の夫へテレビ電話。
すると、あれほど大泣きしていた長女が、徐々にクールダウン。
第三者と話すことで、興奮のループが切れました。
母子は感情が密着しすぎます。
私にぶつけていたエネルギーが、別の相手に向いたことで鎮まったのだと思います。
「話せる第三者を持つこと」これは有効な作戦だと実感しました。
他に考えられるクールダウン方法
今回を振り返り、使えそうだと感じた方法を整理してみます。
① 刺激を減らす・照明を落とす・人を減らす・言葉を減らす
興奮状態では言葉は届きません。「説明」より「環境調整」です。
② 選択肢を与える「抱っこ」一択ではなく
・座って背中トントンにする?
・毛布にくるまる?
・5分だけタイマー抱っこにする?
小さな選択肢を提示すると、コントロール感が戻りやすいです。
③ 身体圧を使う自閉特性のある子は強めの圧刺激で落ち着くことがあります。
・重たい毛布
・クッションを抱える
・布団に包む
安全が確保できる範囲で試す価値があります。
④ 時間を区切る
「今は3分静かにする時間」とタイマーを見せる。
終わりが見えると、不安が少し下がります。
⑤ 事前予防
今回の根本は「羨ましさ」でした。
・個別管理にする
・同時に見る時間を減らす
・“自分の宝箱”を用意する
火種を減らす工夫も必要かもしれません。
抱っこ問題について
癇癪の最中の「抱っこして」は、操作というよりSOSであることも多いです。
けれど暴力の最中に応じるわけにはいかない。
今回のように「安全が確保されたら抱っこする」と伝える形は、間違っていなかったと思っています。
ただ、完全に落ち着くまで待つのではなく、
“ほんの一瞬でも手が止まったら抱っこ”という柔軟さは持ってもいいのかもしれません。
正直な気持ち、母だから耐えられるわけではありません。
痛いものは痛い。怖いものは怖い。
それでも私は、子どもを守るために動いていました。
完璧な対応ではないかもしれません。でも、あの状況でできることはしていたと思います。
癇癪は「育て方の問題」ではなく、神経の問題、疲労の問題、切り替えの問題。
そして何より、母一人で抱える量を超えていることもあります。
今回わかったのは、第三者という逃げ道を用意しておくことの大切さ。
次に同じことが起きたときのために、
もう一つ二つ、逃げ道を増やしておこうと思います。


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