三日三晩続いた叫びと暴力 母子で過ごした過酷な夜の記録
パニック障害の治療中、そのさなか長女が鼻水の悪化から中耳炎を発症しました。
耳鼻科でメイアクトという抗生物質を処方され、
五日間の服薬が始まりました。
しかし、その日の夜から長女の様子が一変しました。
夜中に突然泣き叫び、暴力的な言動が続くようになったのです。
もともと妹には手をあげてしまうことはありましたが、
私に対して暴力をふるったことは一度もありませんでした。
それなのに、顔を平手打ちされた瞬間、心が折れそうになりました。
自分の体調も不安定な中で、
どうしていいか分からず胸が締めつけられました。
錯乱しているときの長女は、普段の姿とはまるで別人でした。
「暑い!シャワー浴びたい!下にいくぞ!言うこと聞かないと殺すぞ!」と怒鳴り、
要求が通らないと叩いてきます。
「どうしたの?」と静かに声をかけても、
「うるさい!黙れ!」と叫び返され、会話が成立しません。
シャワーに入れてあげましたが、
「髪を洗え!温度が熱い!下げろ!洗い方が違う!」と凄まじい暴言が続きました。
ただただ暴力と泣き声が続き、夜が来ることが恐ろしくなっていきました。
この状態が三日三晩続き、疲れ果てた私は、
抗生物質が原因ではないかと思い再び耳鼻科を受診しました。
診察の結果、耳の炎症はほとんど治っていたため、薬は中止となりました。
しかし医師からは「抗生物質で錯乱する子は初めてだ」と言われ、
不安だけが残りました。
薬をやめれば落ち着くと期待しましたが、状況は変わりませんでした。
夜中の錯乱は続き、日中まで暴力が止まらず、
三女は怯えて泣き出すほどでした。
家の中が常に緊張状態で、
私はただ下の子たちを守ることで精一杯でした。
あまりの異常さに耐えきれず、
かかりつけの児童精神科に電話しましたが、
緊急性が伝わらず、一か月後の予約しか取れませんでした。
その瞬間、希望の糸が切れたように感じ、深い絶望に襲われました。
「この状態があと一か月も続くのか」と思うだけで落ち込み、
無力感を感じていました。



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