静かに発酵する時間

発達障害

こどものフリースクールで、味噌作りをしてきました。
使ったのは乾燥麹ではなく、生麹。
しかも通常の5倍量を使う「5倍麹の味噌」だそうです。

私がこれまで作ってきた味噌より、塩の量はかなり控えめ。
麹が圧倒的に多いので、
仕上がりも白っぽい色になるとのことでした。

麹が多い分、発酵はとても早く、2〜3か月で完成するそうです。
味噌は時間をかけて育てるもの、という固定観念が少し崩れました。

土日は、泣き腫らして寝込むような週末でした。
心も体も限界で、長女の顔を見ることさえ怖くなり、
別居中の夫に預ける判断をしました。

「土日は帰ってこない」
それが分かった瞬間、胸の奥がすっと軽くなりました。
寝る前にぐずられない。
朝起きても、暴力が起きない。
一日を通して、緊張で体を固めなくていい。

暴力のない状態で、こどもたちと過ごす時間が、こんなにも心を穏やかにするものなのかと、
正直驚きました。
安心して呼吸ができること。
音に過敏にならずに済むこと。
「今日は何も起きないかもしれない」と思えること。

開放感で、胸がいっぱいになりました。

味噌も、人の心も、発酵には環境が必要なのかもしれません。
塩分が強すぎても、刺激が多すぎても、うまく育たない。
少し静かで、少し余白のある時間の中で、ゆっくり変わっていくものが、きっとある。

白っぽい、甘い味噌ができあがる頃、
私の心も、もう少しやわらいでいますように。

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