卒園式と予期不安。それでも私は出席できた

先日、卒園式がありました。

子どもにとっては、最初で最後の大切な節目。
親としても、特別な一日です。

でもその一方で、私にとっては少し違う意味もあります。


フォーマルな場がこわい

普段とは違うフォーマルな場に行くと思うだけで、予期不安が襲ってきます。

朝、子どもたちの髪を結ってあげているときから、
すでにいつもとは違う鼓動を感じていました。

心がざわざわする。

「ただ卒園式に出席するだけなのに」
「子どもの晴れ舞台なのに」

どうして自分の心と体を、薬なしでコントロールできないんだろう。

そんなふうに思って、少し悲しくなりました。


薬を飲むかどうか、悩んだ朝

普段、朝は薬を飲んでいません。
日常生活では、そこまで動悸が強くならないからです。

でもこの日は違いました。

飲めば落ち着くことは分かっている。
でも、そのあと強い眠気に襲われるのも分かっている。

それに何より、

「薬がないと卒園式に出席できないなんて」

そんな気持ちが、どこかにありました。

それでも悩んだ末に、薬を飲みました。


「飲んでよかった」と思えた瞬間

しばらくすると、動悸は落ち着きました。

ざわついていた心も、少しずつ静かになっていく。

結果として、

やっぱり飲んでよかった

そう思えました。


子どもたちの姿に涙があふれる

卒園式は、とても感動的でした。

子どもたちの成長した姿。
一生懸命に伝えてくれるメッセージ。

気づけば、涙が止まりませんでした。

子どもたちは誰も泣いていないのに、
親たちは号泣。

きっと、それぞれにいろんな時間があって、
いろんな思いがあって、この日を迎えているんですよね。


薬に頼ることは「弱さ」じゃない

あの日、薬を飲まなければ、
私はきっと不安に飲み込まれていたと思います。

でも薬を使ったことで、
その場にちゃんといられた。

子どもの大切な瞬間を、しっかり見届けることができた。

それでいいんだと思います。

薬に頼ることは、弱さではなく、
「その日を大切にするための選択」。

そう思えるようになってきました。


あの日、卒園式に出席できたこと。
それだけでも、私にとっては大きな一歩でした。

同じように、不安を抱えながら大切な場に向かう人へ。

無理をしなくていい。
頼れるものには頼っていい。

その場にいられたこと、それ自体が、ちゃんとすごいことだと思います。

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