息ができなくなった日、支えてくれた人たち

パニック障害ー過呼吸

息ができなくなった日、支えてくれた人たち

突然、息ができなくなったあの日のことを
今でもはっきりと覚えています。
呼吸が浅くなり、胸が締めつけられるようで、
「このままどうにかなってしまうのではないか」と恐怖でいっぱいでした。
そんな私に、友人が仕事中にもかかわらず、
20分近く電話で寄り添ってくれました。
その短い時間が、まるで永遠のように感じられたのを覚えています。

倒れていた間、気を紛らわせようとドラマを再生してみたものの、
映像も音もまったく頭に入ってきませんでした。
ただ、息ができないという事実だけが全身を支配していました。
時間の感覚も曖昧になり、現実なのか夢なのかさえわからないほどでした。

しばらくして、その日一緒にカレー作りをする予定だった先輩が
玄関まで来てくれました。
玄関で倒れている私を見て、先輩は驚いた様子で駆け寄り、
すぐに状況を理解しようとしてくれました。
私はやっとの思いで「すみません、この人と話してください」と
友人に電話を渡しました。先
輩は電話口で事情を聞き取り、冷静に対応してくれました。

そのあと、先輩は電話相談ダイヤルに連絡をしてくれたり、
実家の両親に電話をしてくれたりと、次々と行動してくれました。
私はほとんど言葉を発することもできず、
ただ背中をさすってもらいながら、少しずつ呼吸を整えていきました。
体が動くようになるまでに、たぶん一時間半ほどかかったと思います。

ようやく立ち上がれるようになったころ、
先輩は私をベッドまで連れていってくれました。
横になりながら、ようやく少し落ち着きを取り戻し、
お互いの近況を話しました。
まだ完全には息苦しさが取れず、胸の奥に重さが残っていましたが、
命の危険を感じるような状態ではなくなっていました。

電話が始まってから約二時間半後、
実家から両親が駆けつけてくれました。
先輩は安心したように私を両親に引き渡し、静かに帰っていきました。
あの日の友人と先輩の存在がなければ、
私はあの恐怖を一人で乗り越えられなかったと思います。

人の優しさに支えられた一日でした。

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