無視で伝わるものはあるのか——父と娘の衝突から考えたこと

発達障害

長女がかんしゃくを起こし、強い言葉をぶつけてしまうことがあります。
この日も、「死ね!」「もう二度と口きかない!」と、感情のままに暴言を吐いてしまいました。

その直後から、夫の対応が変わりました。
長女が何を話しかけても、徹底して無視。

「パパ、家庭学習の丸付けして」
そう声をかけても、返事はありません。

一昨日はそのまま、「パパに無視された」と悲しそうに言いながら眠りにつきました。

一晩経てば少しは落ち着くかと思いましたが、状況は変わりませんでした。

夫はこう言いました。
「パパに死ねって言ったでしょ。二度と話さないって言ったでしょ。言葉の重みを考えなさい」
そして、
「一生話さないんだから、一週間くらい話さなくても短いもんでしょう。一週間は話さないからね」

そう言って、無視を続けることを選んだのです。

正直、見ていてとてもつらいものでした。

さすがに見かねて、私は夫に伝えました。
「長女のこと無視してるの、見ていてつらい。無視しても結局は伝わらないよ」

すると夫は無言になり、
その後は話しかけてくる長女に、しぶしぶではありますが返事をするようになりました。

さらに数時間後。
夫は長女にこう伝えていました。

「無視してごめん。嫌なこと言われて、パパ嫌な気持ちになっちゃったんだ。嫌な態度をとってごめんね」

その言葉を聞いて、少しほっとした自分がいました。

長女は特性上、強い言葉で気持ちを表現してしまうことがあります。
だからこそ、周りの大人がどう関わるかは、とても大事だと感じています。

今回のことで、ひとつ強く思ったことがあります。

それは、「無視」という関わり方の怖さです。

もし身近な大人から無視される経験が積み重なったら。
それを「人との関わり方」として学んでしまったら。

いつか長女自身も、大切な人に対して同じように無視で返してしまうのではないか。
そんな不安が頭をよぎりました。

もちろん、夫にも理由があります。
傷ついた気持ちや、どう対応すればいいかわからない戸惑い。

それでも、「どう伝えるか」は選べるはずです。

今回、最終的に夫が謝ったことは、とても大きな一歩だったと思います。

だからこそこれからは、
無視ではなく、言葉で伝える関わり方を、少しずつでも一緒に考えていきたい。

長女にとっても、そして家族にとっても、
安心して気持ちをやり取りできる関係でありたいと、改めて感じた出来事でした。

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