私と友人、それぞれのパニック障害のかたち

パニック障害ー過呼吸

私と友人、それぞれのパニック障害のかたち

パニック障害とひとことで言っても、
症状の出方も向き合い方も本当に人それぞれです。
これまで自分の体験を書いてきましたが、
ここでは本人の了承を得て友人のパニック障害について少し紹介したいと思います。

友人は長い間、終電で帰宅して翌朝すぐに
出勤するような生活を続けていました。
初めての発作については詳しく聞いていませんが、
当時の彼女はそれがパニック障害だとは気づかなかったそうです。
もちろん医療機関にもかかっていませんでした。

仕事中に過呼吸が起こることはそれほど多くなかったようですが、
緊張する場面では突然パニック発作が襲ってきたと言います。
そんなときはトイレの個室に駆け込み、
ひとりで20〜30分、ただ過ぎ去るのを待つしかなかったそうです。

一番頻度が高かったのは夜でした。
眠っている最中に苦しさが襲い、
暗い部屋でうずくまりながら30分ほど耐える日々。
それでも彼女は「この呼吸苦で私は死なない」と自分に言い聞かせ、
飴をなめて紛らわせることでどうにか乗り切っていたと話してくれました。

美容院などの逃げられない環境、
人が多いところでは予期不安が出やすいとのことでした。

一方で私は、
今は呼吸苦や不穏な気持ちが出た段階で
抗不安薬を飲むようにしています。
そのおかげで、初めて倒れた日のような激しい発作にはつながっていません。
しかし友人は、この恐怖を一年間、
薬も飲まず、誰にも頼らず、ただひとりで耐え続けていたのです。

最終的に職場の人から勧められ、
心療内科を受診してようやく薬の効果を知ったと言っていました。
私はその話を聞くたびに思います。
薬もなく、暗いトイレや寝室でひとりで過呼吸と向き合っていた彼女は、
ただただ強い。
彼女は本当に「猛者」だと。

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