しばらくすると、子どもたちが帰ってきました。
夫を入院させるという、突然の出来事があった一日。
それでも、子どもたちが帰ってくる時間には間に合いました。
そこは、ほっと胸をなでおろしました。
子どもたちが帰宅して、パパがいないことに気づく前に、
私は自分の口から伝えようと思いました。
「パパは具合が悪くなってしまって、突然だけど今日入院することになったんだ」
すると、子どもたちはすぐに聞いてきました。
「いつ帰ってくるの?」
「わからない。でも、パパが元気になったら帰ってくるよ。寂しいけれど、ママがいるからね」
子どもたちがどんな反応をするのか、不安でした。
泣くかもしれない。
「パパに会いたい」と言うかもしれない。
けれど、その反応は案外けろっとしたものでした。
拍子抜けするほど、いつもと変わらない子どもたち。
もちろん、まだ状況を十分に理解できていなかっただけなのかもしれません。
それでも、そのときの私にとっては、子どもたちが大きく取り乱さなかったことが救いでした。


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